

命を燃やして生きていたあの頃
美しい世界と未来を幻想だとまだ気づいていなかった頃
その幻は私が底なしの絶望から跳躍するためのなけなしの逃亡であったこと
目をそらして居たのは私だったのだろうか
貴方はなぜあんなにも怒って行ってしまったのですか
貴方は私の光だった
それは闇が深ければ深いほど反対に強烈に光り輝くように
貴方の闇は私の光だった

私がもっと強ければよかったね
この世界は一切が虚構であり
フィクションであり
皆が暗黙の了解に基づいて
一種の共同幻想に酔っている
そのことに気づいてしまった今
もうあの頃のように夢や希望を抱くことは出来ません
努力することは今も大切だと思っているし
勉強が自分にいずれ資することも理解している
けれど
一切がいずれ無に帰する、あらゆることは
その背後に無意味という恐ろしい真実を抱いている
そのことに私は気づいてしまいました
薄々気づいてはいたけれど
どこかでそんなはずはないと
何か確かな意味や価値があるはずとどこかで期待してすがっていた
でも
本当に何もないのだと言うこと
そしてそのことに
世の人々は共同幻想というベールを被せることで目をそらしていること
真の孤独が襲撃する
「無が有を支える」
支えることがもうこれしか無い。
無知で蒙昧な大衆に囲まれて
この世界は暗黒でしかない。

